ITパスポート試験対策 【技術戦略マネジメント②】

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ITパスポートの【ストラテジ系】の【技術戦略マネジメント】における製造現場でのモノ作りに関わる『エンジニアリングシステム』や『生産管理の計算問題』について学んでいきたいと思います。

モノ作りの製造現場では『ムリ』、『ムラ』、『ムダ』をいかに少なくすることが非常に重要となってきます。
エンジニアリングシステムを活用し、少しでも効率よく、品質の高い製品を製造することが求められています。

ITパスポート試験にも製造現場にて活用されている『エンジニアリングシステム』についての問題もいくつか出題されます。
『エンジニアリングシステム』についての語句について、しっかり理解した上で『生産管理の計算問題』も解答できるようにしておきましょう!

技術戦略マネジメントにおける重要語句

エンジニアリングシステム

生産プロセスを自動化するシステムで、主に製造部門で使用されるシステムとなります。
導入するメリットとしては、『利益の最大化』、『在庫の減少』、『リードタイムの短縮』、『不良品の減少』などがあげられます。

CAD:コンピュータ支援設計

製品の設計をコンピュータで行うシステムで、手作業で描いていた製品の設計図などをコンピュータ上で作成できます。
CADで作成した設計図はデジタルデータなので、複製や保存、他社との共有などを簡単に行うことができます。

CAM:コンピュータ支援製造

CADにて作成された設計図面のデータを元にして、工作機械を操作するためのプログラムを作成するシステム
工作機械のシステム化により、職人(社員)の熟練度に左右されることなく、製造作業の精度や効率を高めることが出来るメリットがあります。

コンカレントエンジニアリング

製品開発の開発プロセスを同時並行で行う手法で、設計から生産にいたるまでの作業を同時並行で行うことで、開発期間の短縮が可能となります。

生産方式について

受注生産方式:顧客からの注文を受けてから、生産を開始する生産方式
見込生産方式:顧客からの注文を待たず、生産開始の計画に基づいて見込み数量を生産する生産方法

JIT生産方式(ジャストインタイム生産方式)

必要なものを、必要なときに、必要な量だけを生産する方式で、トヨタの生産方式の一つで『かんばん方式』と別名呼ばれている。
無駄を極力なくすために『かんばん』といわれる道具を使用し、道具箱についている『かんばん』に部品の数などを記載していあります。

~『かんばん』方式による生産イメージ~
①生産現場にて部品箱にある部品を使い始めたら、次回の組み立てに必要な部品を発注するために『かんばん』を前工程に送ります。
②前工程は受け取った『かんばん』に記載されている部品数などから部品生産の作業に入る
③前工程の部品生産が完了したら、生産現場に『かんばん』と共に生産した部品箱を送る。
前工程となる部品作成の現場は製造現場から指示された数、タイミングにて部品作成をおこなう為、部品の無駄な作成を無くし、使わない部品をおくスペースも不要となるメリットがあります。

ライン生産方式とセル生産方式

ライン生産方式:作業員を生産ラインに配置し、ベルトコンベアなどで流れてくる製品を組み立てる生産方式(いわゆる流れ作業)

セル生産方式:一人または数人の作業員が、生産の全行程を担当する生産方式

 

生産管理の計算について

生産管理の計算問題は比較的シンプルなものが多く、『一人当たりの生産時間』や『製品1個あたりの利益』などの定義された条件をもとに計算するものがほとんどで問題をしっかり読み解けば、難しい問題ではありません。
過去に出題された問題などにしっかり取り組めば、サービス問題となるようなものが多いので、問題慣れすることが試験攻略のカギとなります。

生産管理の計算問題に関する関連用語

リードタイム
生産における所要時間のことで、生産のリードタイムは『生産工程の着手~完了まで』、調達のリードタイムは『発注~納品まで』となります。
不良率
欠陥のある製品の割合(例:100個の製品生産に対し、不良品7個なら→不良率7%となる)
歩留まり率
欠陥のない製品の割合で、不良率に対し良品率とも言われます。
生産現場では、歩留まり率の管理は重要な管理項目となります。
ITパスポート試験の対策事項(これだけは覚えよう!)

・コンカレントエンジニアリングやCADに関する問題は良く出題されています。必ず語句の理解をしておきましょう!

・生産方式や生産管理の計算問題は出題されるパターンを把握しておくと、解答率もアップすると思います。過去の出題傾向をきちんと把握しておきましょう。

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