将来の年金制度やコロナ渦による先行きの不透明さに、あまり希望を感じていない方が、年々僧が傾向にある状況で、そういった状況を打開すべく、自己防衛のために資産形成に興味が持つ方も増えているように感じます。
そして、ネット社会である現代、その資産形成のために『副業』や『節約』に関する情報を調べてみると、あまりにも情報が多すぎて、結果的に上手く情報を活用出来ていない方も多くなっています。
当たりまえですが、皆さんの収入状況や家族構成、ライフスタイルも多様化している状況では、自分にマッチした情報を選ぶ事の方がとても難しいと思います。
そこで今回は誰にでも参考にできる考え方について、家計の負担率の高い保険料の削減を例にとりご紹介したいと思います。
特に今回は40代夫婦、高校生の子どもさんがいる家庭をモデルケースとして紹介したいと思います。
しかし、保険に関する考え方についても有益な情報だと思いますので、いろんな方に参考にしてもらいたいです。
この記事を読んで欲しい方
・ネットの情報が多すぎて、情報を選ぶ事をあきらめた方
・まずは保険料を見直して、固定費を削減したい方
家計の見直しをするには
家計の見直しを考えたときに、最初に頭に思い浮かべるのは、節約するため食費や光熱費を抑える事だと思いますが、実際にそういった行動をしてみても、それほど大きな効果は期待できません。
まずはやって欲しい事は、毎月の収支を把握することです。
特に支出を把握することは重要で、実際どういったことにお金が使われているのかを知ることが第一歩になります。
簡単で構いませんので、どの程度のお金がとういったことに使われているかを1ヶ月~3ヶ月程度の期間で構いませんので、把握してみて下さい。
わたしも最初は家計簿を管理することから始めました。
その結果、収支をキチンと把握することで、生活水準を大きく落とすことなく、積立NISAなどの資産形成にかかる費用を捻出することができました。
資産形成に必要な資金を準備しよう
家計の収支を把握することができたら、家計の無駄を省くための行動に移しましょう!
実際に家計の節約のためにネットで情報を調べた場合に、まずは固定費の削減についての情報が多いと思います。
結論、固定費の削減を行うことが一番の近道になると思います。
固定費の削減にて毎月の支払を減らすことができるため、最小限の行動で簡単に、無理なく家計の見直しをすることが出来るメリットがあります。
今回は家計における固定費の大きな比率を占めるであろう『保険等の見直し』について考え方をご紹介します。
わたしも保険などの見直しにより、月3万円程度の費用を削減することができました。
本当に必要な保険とは
何かがあったときの備えとして保険を準備することが、日本人の文化としてあると思います。
テレビCMなどでもよく医療保険や死亡保険、がん保険などを紹介する際に『まさかの備えに〇〇保険』、『〇〇保険がもしもの時にあなたをお助けします』など耳にすることがあると思います。
たしかに一部の人は保険に加入しておいてよかったと思う人もいると思います。
しかし、日本には優秀な医療保険制度や雇用保険制度があり、その制度を利用する権利として、会社員の方などはその費用を給与から支払っています。
機会があれば給与明細などで一度、確認してみて下さい。『健康保険料』、『介護保険料』、『雇用保険料』など項目にて支払をしているはずです。
では実際に本当に必要な保険とはどういったものでしょうか?
では、まず保険を選ぶ時に補償される『もしもの時に支払われる金額』について考えてみましょう。
例えば医療保険ではよく『入院1日5000円』や『入院した場合に5万円を支払い』など項目について、補償をするために医療保険に加入します。
また、自家用車を保有されている方は自動車保険に加入している方が多いと思いますが、自動車保険では『対人・対物無制限』など大きな金額を補償しているものもあります。
保険では支払う金額(掛金)も重要ですが、その支払額を受ける(保険金)の額が重要になると思います。
もしあなたが数億円持っている方で、骨折などにより短期で入院した時にかかった費用の数万円を支払う際の立場だとあまり負担を感じないと思います。
こういった方はそもそも医療保険に入る必要もないのではないでしょうか!
しかし、もし交通事故などで多額の損害賠償を支払うとなった場合は、簡単には支払できない金額にとても驚くと思います。
このようにいざとゆうときの備えを金額的に対応できるのであれば、そもそも保険などは不要となります。
日本には優秀な制度(社会保険制度や雇用保険制度)が準備されており、その制度を活用した上で、まかなえない金銭的な負担については、保険による補償制度を利用し、その準備するだけで十分です。
特に負担が大きい火災保険、自動車損害保険、死亡保険などは重要になってくると思います。
ではいくつかの保険について、必要性やオススメの保険などをみて行きましょう!!
医療保険について
まずは保険制度の王道である『医療保険』についてです。
この医療保険は特に国が準備している社会保険制度を利用することで多くのことが解決します。よって王道だが不要がわたしの考えです。
特に皆さんが心配している三大疾病のひとつ、がんの治療などにかかる費用に備える保険などは、よく耳にする機会が多いと思いますが、がんによる治療や入院などに掛かる費用などは、国の制度である『高額医療費制度』を調べてみると、ある程度のそなえで、簡単に解決することがわかります。
そして、特に若年層の医療にかかる費用は比較的少なく、高齢になるまでは医療保険を使わないことが多いです。
それでもやはり保険で備えたいと思う方が大多数だと思いますし、節約のために医療保険に加入しなかった時に、何かあったらどうしよう!って考える心理的な不安を抱えながら生活することが、大きなストレスになる方も多いと思いますので、段階を踏んでいきましょう!まずは医療保険の見直しから実施してみて下さい。
ここで特にオススメしたいのが、『都道府県民共済』や『ネット型保険』です。
都道府県民共済は掛金が安く、補償内容は少ないですが、国の社会保険との併用で高いコストパフォーマンスを発揮することができます。
次にオススメしたいのは、最近よく見かける『ライフネット生命』や『オリックス生命』などのネット型保険です。
ネットによる申込などによる人件費削減などにより、比較的安い保険料で現在、加入している保険会社と同等の補償が受けられる場合があります。
実はわたしも医療保険は不要とは思っていますが、現在もまだ加入しています。
気持ちの仲では、医療保険は不要だと思っていますが、家内が保険に入っていないことによるストレスを感じるようで、また子ども達の成長による環境の変化の可能性もあり、今はまだ以前加入していた医療保険とほぼ同水準の内容でネット保険に見直しを実施しました。
それでも1ヶ月で8000円程度の削減は出来ました。人生は長いので段階的に見直してみても十分な効果はみられますので、まずはネットで調べてみて下さい。
死亡保険について
この死亡保険については特に個人差があると思います。
わたしの場合は二人の子どもが大学進学を希望しており、奨学金などの制度もありますが、もしもの場合には子ども達の将来に関わるので、現時点では死亡保険には加入しています。
しかし、将来的に子ども達が自立するであろう年齢に達する頃には死亡保険を見直す予定です。
(10年間の期間設定をして加入しています)
現状、わたしの身に何かあっても、家内も働いており、国の制度を利用することにより、十分生活していけるので問題ないと判断しています。
子どもさんの将来のため、また奥さんなどのパートナーが収入面で不安がある方は、加入しておくことが大事だと思います。
そのような観点で、逆に自分の身になにかあって金銭的に困るような状態ではない方は、死亡保険は不要だと思います。
死亡保険については、皆さんの状況に応じて、必要な額を補償してくれる保険を見積もりや比較サイトにて調べてみて下さい。
自動車損害保険について
自動車損害保険については、わたしは地方に住んでおり通勤や日常的に車による移動が多いので、当然のことながら加入しています。
最近では各自動車保険会社のサービスもいろいろと充実しており、各保険会社にて特色があります。
しかし、実際のところ、基本的な補償内容で比べた場合は特に差はありません。
そのため自動車損害保険を選ぶ場合に保険料に大きく関わってくるのは『車両保険の有無』がポイントになってきます。
では、車両保険とはどういったものか一言でとゆうと、事故などで車両に損害が生じたときに修理費の補償を受けられる保険です。
確かに自動車の修理費は金額が大きいこともあり、当然のごとく車両保険を付ける気持ちはわかりますが、そもそもて車両保険の有無により、毎月の保険料に大きな差がある事と車両保険を使用することにより、等級が下がり次年度以降の保険料が上がってしまう事を考えると数万円程度の修理費なら保険を使用せずに、支払ったほうが結果的に費用を抑えられることもあります。
となると車両保険を付けることは不要となることが多いと思います。
車両保険を付けずに、毎月数千円を貯蓄しておいて、突然の事故による修理代をまかなうようにするほうが、家計としてのお金の自由度が高いと思います。
わたしは自動車購入時に新車購入をしましたので、車の価値が高いであろう最初の車検まで(3年間)は車両保険を付ける予定ですが、その後は車両保険は外し、保険料を抑えようと思っています。
保険の選び方について
では、家計の見直しするために必要な、固定費を下げるための保険の選び方についてまとめます。
<医療保険>
・基本的には不要(国の社会保険制度を有効に活用する)
・保険がないことによる心理的不安が大きい方は『都道府県民共済』、『ネット保険』を検討する。
<死亡保険>
・パートナーやお子さんの状況に合わせて、もしもの時に必要だと感じる場合は加入する。
・基本的にはもしも自分の身に何かあった場合に経済的に困る方がいるかどうかで判断する。
<自動車損害保険>
・自動車損害保険への加入は必須
・自動車損害保険の保険料を抑えるために、車の使用状況(経過年数や使用頻度)などで『車両保険の有無』についてしっかりと検討する。
資産形成のはじめかた(まとめ)
いくつかの保険についての選び方や考え方について、ご紹介してきましたが、資産形成を始めていくために必要な資金を確保するために、次の3ステップに取り組んでみて下さい。
②固定費の無駄を減らす。(保険について考える)
③保険の見直しを行う。
保険に関する見直しを行う場合に、いきなり保険を解約するのは精神的にもリスクがありますので、まずは少しずつ保険料を減らすことから始めてみて下さい。
重複している補償は無いか?無駄に補償が大きく無いか?その補償は今、必要か?などいくつかの項目を確認してみて下さい。
本当に必要なのはどの保険なのか、不要な保険はどれかを意識することで、少しずつ前に進めると思います。
この記事が皆さんの参考になり、資産形成をスタートさせるきっかけになれば幸いです!
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