ITパスポートの【ストラテジ系】の【システム戦略】とは情報システムを活かした機能別戦略で、この戦略の上位にある企業戦略、事業戦略を実現するために必要となる戦略です。
これまでさまざまな企業の戦略について学習してきましたが、各戦略の土台となる項目です。
広範囲にわたってさまざまな語句を覚える必要がありますが、非常に重要な部分でもありますので、しっかりと学習していきましょう!
システム戦略における重要語句
情報システム戦略の立案時の注意点
①情報システムのあるべき姿を明確にする
→目標や理想形を『あるべき姿』とし、情報システムが将来的にどのようになれば理想なのかをはっきりさせることが重要なポイントで、現状とのギャップを明確にすることができる。
→目標や理想形を『あるべき姿』とし、情報システムが将来的にどのようになれば理想なのかをはっきりさせることが重要なポイントで、現状とのギャップを明確にすることができる。
②情報システム全体を最適化する
→『部分最適』といわれる現場からの不満を吸い上げて、部門ごとにシステムを導入して効率化を図ることで、逆に企業全体としては非効率化が進んでしまう場合がある。そのため常に全体の最適化を考えることが重要となる。
→『部分最適』といわれる現場からの不満を吸い上げて、部門ごとにシステムを導入して効率化を図ることで、逆に企業全体としては非効率化が進んでしまう場合がある。そのため常に全体の最適化を考えることが重要となる。
③経営戦略に基づいて情報戦略を設定する
→情報システムの上位戦略である企業戦略、事業戦略を含む経営戦略に沿う内容である必要があるため、経営戦略と矛盾した戦略を立てないように方向性をはっきりと合せる必要がある。
→情報システムの上位戦略である企業戦略、事業戦略を含む経営戦略に沿う内容である必要があるため、経営戦略と矛盾した戦略を立てないように方向性をはっきりと合せる必要がある。
EA(エンタープライズアーキテクチャ)
企業や政府など、大きな組織の情報システムを最適化するための手法
SoR
従来のシステムのように、手作業を自動化するだけのシステム
SoE
ユーザーとのつながりを強化し、顧客視点を取り入れたシステム
業務プロセス
『手作業とシステムから構成される』業務と『ハードウェアとソフトウェアから構成される』システム、『物事を進める手順』のプロセスをまとめて上で、一言で表した【仕事の手順】の意味を持ちます。
モデリング
現実世界にある複雑なモノを単純化してわかりやすくすることで、業務プロセスを改善するため、分析を行う場合の手法
業務モデル
業務プロセスをモデリング(単純化)して表した図や表のことで、システム化を行う業務の仕組みや手順をわかりやすく表現するために作成する
DFD(データフロー図)
4種類の記号を使ってデータの流れを表す図
DFDでは必ず二つ以上の『外部(入力と出力)』と一つ以上の『処理』が必要になる。
時間の流れや処理の順番は表さない。
ITパスポート試験の対策事項(これだけは覚えよう!)
・情報システムの立案時の3つの注意点はしっかりと理解しておきましょう。
・DFD(データーフロー図)はデータの流れを表すことを覚えておきましょう!
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