ITパスポートの【マネジメント系】の開発技術について学習を進めていきます。
【マネジメント系】の分野は、ITパスポート試験の3つある分野【ストラテジ系】、【マネジメント系】、【テクノロジ系】の中でも最も少ない出題数が少ない分野になっており、出題される問題は21問で全体の約2割程度の出題比率となっています。
しかし、出題される問題は用語の定義に関するものが多く、しっかりと理解することが出来れば、比較的簡単に攻略することが可能です。
一つひとつの語句をしっかりと理解した上で、学習を進めていくことで、ITパスポート試験の合格を目指して学習を進めて行きましょう!
システム開発
必要なハードウェアを調達し、必要な機能をもったソフトウェアを新たに作ること
ソフトウェアライフサイクルプロセス(SLCP)
『企画』、『要件定義』、『開発』、『運用』、『保守』の5つのサイクルから構成されているソフトウェアサイクル
システム開発のプロセス
システム要件定義:システムで実現したいことを決める工程
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システム設計:システム要件定義で決めた内容にあわせ、ハードウェアとソフトウェアの仕様や動作を決める工程
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プログラミング:実際にソースコードを書く工程
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テスト:システムが仕様どうりに動くか確認する工程
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ソフトウェア受け入れ:完成したソフトウェアをお客さんに納品する工程
システム要件定義
システムに必要な条件(システム要件)を決める工程
システムに必要な条件をきちんと書類に残し、お互いに共有することで、責任の所在を明確にでき、後々のトラブルを未然に防止する役割がある。
システム要件
業務要件のうちシステムで実現する要件であり、具体的にはシステムに必要な機能や性能で、開発プロセスの最初にシステム要件定義を行い、そのシステムに必要な条件を明確に決める必要がある。
機能要件
ユーザへのヒアリングで明らかになった、システムに必要な機能
非機能要件
ユーザのヒアリングでは、明確にならない部分ではあるが、システムに必要な性能
品質特性
システムの品質を評価する基準
『機能性』、『信頼性』、『使用性』、『効率性』、『保守性』、『移植性』の6つがある
システム要件定義書のレビュー
システム要件定義のプロセスで作成する文章を『システム要件定義書』といい、システム要件定義書が完成したら、開発側と発注者側の両者で一緒に書類の内容を確認して、誤りや相違点がないかをチェックする。
この作業を『共同レビュー』という。
・開発プロセスの概要、手順を把握し、システム開発とな何かをしっかりと理解しておきましょう!
・システム要件定義、品質特性などの重要語句をしっかりと覚えましょう。
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